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湘南ロードライン

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黒字路線の収益で赤字路線を維持するバス会社

2018-02-20-1.jpg
メルファ7の会津ドライブで立ち寄った只見駅にて。
(写真と本文は関係ありません)


ニュースでやってた事ですが、岡山県の両備グループがライバル会社の参入を理由に、赤字路線をまとめて廃止すると発表しました。
要するに、今まで両備グループは黒字路線の収益で赤字路線を維持してきたけど、ライバル会社がより安い運賃で黒字路線に競合参入する事になったので、両備グループとしても黒字路線の減収が見込まれ、そのため赤字路線を維持できないとして廃止すると発表したわけです。

ただ、この発表をした時点ではライバル会社の参入が正式に認可されたわけではなく、両備グループの意向としては赤字路線を維持するためにも、ライバル会社の参入は認可しないで欲しい、地方交通の実情を知って考えて欲しい、そうすれば廃止届けを取り下げる、とも会見で言っていました。
「赤字路線を維持したいために敢えて廃止届けを出した」とも言っています。

路線廃止と言えば、大半のケースは赤字が重なって経営が立ち行かなくなり、ギリギリの限界まで頑張ったけどもうどうにもならないから廃止、というのが一般的な流れですが、今回の両備グループの件では、事が起こる前の段階で先んじて廃止届けを出したというのがポイントですね。
実際、経営が行き詰ってからでは遅いので、赤字路線を維持するためには、このような先手も必要という事なのでしょう。
これに対し、今回参入しようとしているライバル会社は、「まだ実際に運行してないのに、その前から廃止を発表したのは理解が難しい」とのコメントを出していて、まだ結果が出ていない段階で「赤字路線を維持でいない」と前もって決めつけるのは理解に苦しむという旨を発表しました。
ネット上でも、両備グループのこの決めつける姿勢には批判もあるようで、地域を独占したいが為に赤字路線を人質にとっている、と思われる側面もあるかもしれません。

だけど、経営的にはマイナスでしかない赤字路線を廃止せずに続けているのは、利益云々以前に「地域のため」という交通機関としての使命からやっている事だと思いますし、そういう面を考えると、個人的には両備グループの行動は支持したいと思います。

以前にも、関越道と軽井沢でバスの大きな事故があったとき、このブログで書いた記憶がありますが、むやみな価格競争をすれば、表面上は利用者が喜ぶかもしれませんが、必ずどこかでシワ寄せがいきます。
それがバス業界のブラック化だったり、運転手の過重労働による安全性の低下だったりしますが、今回はバス会社でも運転手でもなく、同じ「利用者」にシワ寄せが行くという例になりました。
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