湘南ロードライン

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大型車で左折巻き込み事故が起こる理由

昨日、さたいま市の交差点ででパート女性の自転車が大型トラックに巻き込まれて亡くなってしまうニュースがありました。
これに限らず、交差点で自転車が大型車に巻き込まれる事故は度々発生し、私の近所の某交差点でも、昨年に同様の死亡事故があって、タクシー乗務でその交差点を通るたび、献花の花束を目にします。

こういう事故が起こる度に、原因はドライバーの確認不足だけで結論付けられてしまうのですが、そもそも大型車のドライバーから左側の歩道を並走して走る自転車は、どうやっても見えません。
今回はそれを解説しますが、要は自転車においても安全はドライバー任せの他力本願ではなく、自らも防衛に努めてくださいという事です。
そりゃ、横断歩道は歩行者・自転車優先ですよ。だけど、命を散らしてまで優先権を主張するわけじゃないですし、いくら運転手の確認不足とは言っても、物理的にどうやっても見えない物まで責任追及されても、どうしようもありません。ババ抜きのババを透視しろとか言ってるのと同じくらい無茶な話しです。




2018-02-07-2.jpg
大型車の死角を図にすると、このようになります。
黄線は運転席の窓から見える範囲、青線はミラーで見える範囲ですが、赤線は窓からもミラーからも見えない、運転席からはどうやっても見えない死角になります。仮に赤線エリアを自転車が並走していたとして、運転手はそれを認識できません。
実際に大型車を運転してみるとわかりますが、車道の路肩部分を大型車と近い距離で並走する自転車は、ミラーで認識できるのでまだいいのです。一番危ないのは、大型車から離れた位置(歩道)を並走する自転車で、これが最も危険なんですね。
赤線にいる自転車と、並走する大型車がこのまま横断歩道に差し掛かると、下記のようになります。



2018-02-07-1.jpg
大型車が左折の体制に入ると、横断歩道上に死角(赤線)ができるので、この死角から自転車に突っ込まれても、回避できません。ただ、図を見てもわかりますが、死角は車体からある程度の距離にあるので、車体に至近距離まで接近(または接触)すればミラーに映ります。


2018-02-07-2.jpg
横断歩道で巻き込み事故を起こさないよう、大型車は交差点に入る手前から安全確認を行います。この時点では運転席の窓から見える範囲(黄線)で横断歩道の全域を確認できるので、少なくとも普通に歩いている歩行者だけなら巻き込まずに済みますが、、歩道上の赤線が死角なので、そこを自転車が並走していたら気付きませんし、歩行者であっても子供など急に走り出す人まではカバーできません。



2018-02-07-4.png
大型車に死角がある理由は、単に車体が大きいからと思われがちですが、どちらかと言うと、乗用車と違って360度の窓がない事による要因が大きいです。普通車や軽自動車を含めて、トラック型の車は助手席しか窓がないのです。
例えば、軽トラックも助手席しか窓がない代表例ですが、運転していると図のような死角に気を使います。



2018-02-07-3.jpg
大型車であっても、路線バスで使われる車種は客席の窓が後方まで伸びているので、左側の安全確認はしやすいです。
実際、私も大型二種の免許を取るとき、路線バスと同型の教習車で路上を走るのですが、左側の安全確認は乗用車と同じ要領で殆どカバーできました。
しかし、同じバスでも観光バス向けの車種では、運転席よりも客席が高い位置にセットされているため、トラックと同様に助手席(前扉)の窓しか使えません。



DSCN0663.jpg
多くの大型車では、サイドミラー(バックミラー)とは別に、曲面がきつい補助ミラーを装着して見える範囲を拡大していますが、曲面がきつければ遠くは見づらいので、斜め後ろから高速度で接近してくる自転車の発見にはやはり限界があります。

巻き込み事故は運転手の確認不足とは言っても、そもそも確認のしようがないので、実態としては確認できないまま恐る恐る左折しているのが現況です。
私としても、小型観光バスや4トントラックで経験した事がありますが、万一巻き込んでしまっても接触程度で済むよう、超低速で左折してました。少なくともぶつかればミラーに映るので、ミラーを凝視しながらいつでも急停止できる体制で左折してましたね。
これがドライバーとしての防衛運転ですが、歩道を走る自転車においても死角を知った上で、防衛運転に努めて頂ければ幸いです。(というか自転車は歩道ではなく車道を走るべき!)
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| 道路交通編 | 23:32 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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