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小田急の沿線火災による車両火災について

今日のニュースを聞いてビックリしましたが、火災が発生している所に電車が緊急停車してしまい、そのまま電車に燃え移る事故がありました。

色々な報道がありますが、それらをまとめると、まず近くの非常停止ボタンが押されて、電車は自動的に火災現場で緊急停車。
8分間その場で停車したあと、現場の警察官が危険と判断して乗務員に電車を移動させるよう要請し、それを聞いた乗務員は電車を移動させたものの、すでに車体屋根に燃え移っていたため、停車して乗客を避難させたとの事です。
車内の乗客は、窓のすぐ近くまで火が迫っていて、やがて車体の屋根に燃え移ったことに気付いて、少しパニック気味になっていたそうですが、幸いにもそんなに混雑しておらず、報道によると8両編成に約300人乗っていたとの事です。
座席は横向きのロングシートで1両当たり45〜54席なので、乗客は全員座れるほど空いていたという事ですね。

それにしても、非常停止ボタンが押されて自動的に緊急停車したとはいえ、警察官の要請で電車を動かせるのであれば、それ以前に乗務員の自己判断でもっと早く動かすべきだったんじゃないかと疑問に思います。映像を見ると、煙が充満している所に電車が突入して停車しているので、運転士も危険を把握していたと思います。
それでも動かさないのは、やはり「安全確認ができてないから」「指令の許可がないから」「勝手に動かすと処罰されるから」とか、色々あるんでしょうね。
(追記、その後の報道では運転士はいち早く火災に気づいて指令に連絡したものの、指令から電車を動かす許可を得るのに8分かかってすぐに動かせなかったようです。)


北陸トンネル火災事故という有名な事故がありますが、このトンネルでは火災事故が1969年と1972年の二度もあって、当時の規則では「火災が起きたらすぐに停車する」と定められていたものの、1969年の事故では乗務員が「トンネル内で停車するのは危険」と判断し、規則を無視して走行を続け、トンネルを脱出してから停車して避難した結果、一人の死傷者も出さず、出火元の車両のみ焼損で被害が済みました。しかし、上層部は「(トンネル内で)すぐに停車しなかったのは違反」として、乗務員を処罰しました。
その結果、3年後の1972年に同じ現場で火災が発生した際、規則に従ってトンネル内で停車したため、有毒ガスが充満して大変多くの犠牲者を出してしまう結果になりました。

この教訓からトンネル内では停車しないとか、規則の見直しも行われたのですが、明らかに危険な場合は規則にとらわれず、現場の判断で行動したほうが良い事もあるんじゃないかと思います。
もちろん、何でもかんでも現場の判断で好き勝手に動かすと、二次災害を引き起こす可能性もあるので、規則やルールも必要ですが、今回みたいに緊急を要する状況では、人命最優先で速やかに移動させるべきだと思いました。
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